koukaida’s blog

後悔だけが人生だ。

大雪にて歩いて出社!

この度はの日本海側を襲った大雪で、私の住む地域にも少々雪が積もった。始発から電車が止まっているので、一念発起、歩いて出社する事にした。電車が止まるのは今月に入って2回目であり、前回も休んでる。車出勤の方々に迷惑をかけてしまうので、今回は休みずらい。

JRは私が止めている訳ではないけれど、私が叱責されるのである。タクシーを使おうか考えたが、いくらかかるかわからない。常に金欠なのに。会社が払ってくれるともおもえない。あとは歩くしか無くない?

と、google mapを見ると、徒歩2時間。

へー、2時間でいけるのかー。今6時半、ちょうどいい時間ちゃう?

と、よく考えもせず、慌てて家を出た。

元登山部である。2時間くらいならチョロ〜。

ちょうど雪もやんで明け方の気持ちいい時間だった。誰も踏んでいない新雪の上をスタスタ進む。

しかし、

その後、

激しい後悔に襲われる。

そうだ、私、雪山登った事無かったわ…。

積雪のため慣れた道でさえ歩道と車道の位置がわからずさぐりながら行く。雪の上を歩くのは想像以上に体力を奪われる。車のワダチの上を歩けるところはだいぶマシだった。

でだしから30分で早くも後悔し始めた。途中でタクシーを呼ぶ事になるかもとタウンページをもってきたのに、サイフを忘れて現金がない。嗚呼!

しかし私にはPayPayがある。いざとなればなんとでもなるだろう。とりあえずは行ける所までは行くべし。

雪のせいか行く道に自信がもてず、何度もgoogle mapで確認する。

それが悪かったのか、ここでまさかのケータイ充電切れ!

ええ!ウソやろ!何で?

そんな切れるん早い?

この時の絶望感、言葉に出来ない…。

ケータイが無ければ、会社への連絡も出来ない。タクシーも呼べない。支払いも出来ない。それどころか地図も見れない。時間すらわからない。いかにケータイが偉大だったか、喪失感で思い知らされる。

しかし後戻りは出来ない。すでに予定時間より遅れている。この先小さな峠を越えなければならない。

出発前、一番心配だった場所だ。カーブの多い歩道の無い山道である。大きな道から登りへ入る。もう、路肩にかき分けられた雪が溜まっていて、その上を歩くしか無いのだが、これが地獄だった。歩きづらく足が止まる。キツめの上り坂にすぐ横を車が通り過ぎて行く。

対向車の運転手が、何でこんなとこにおるん?て顔をしてる。私も思う。私なにやってんの?また取るべき方法を間違えたか…。

後悔すれど、今更後戻りは出来ない。進むしかないのだ。心の中で泣きながら行く。

通り過ぎる車を横目で見ながら、誰か乗せてくれないかなー等と都合の良い事を考える。

誰か、こんな所を歩いている怪しいおばさんを乗せてあげようなどという奇跡の様に親切な人いませんか?

なんと!居たのである。

その神様の様に親切な人のおかげで峠を越え、かなり先へ進む事が出来たのである。

本当にこんな事あるんやなぁ、と心から感謝して、また先を行く。

峠を越してから積雪量が倍くらいに増えた。が、住宅が増えた事で歩いている人がちらほら居て、歩道にも足跡があり、その上を行く事で俄然歩きやすくなる。足跡のない所は長靴より深い雪が積もっている所もあり、もう靴下もズボンもビチョビチョになる。

たった一人の足跡でも、有ると無いで大違いだ。先行ってくれた人ありがとう(/ _ ; )

電車の窓から見てる景色が見えて来た。もうだいぶ近づいてるはず。少しでも近道するため、出会う人に道を聞きまくる。皆とても親切で、丁寧に教えてくれる。人間てすばらしい。思ったよりもラスト距離はあったが、沢山の人のおかげで職場にたどり着いた。

これはこれで、よい体験だったのかもしれない。

が、結局、職場からすれば、連絡つかない、アイツ逃げやがったな!と言う感じで休み扱いになっていました。迷惑をかけた事にかわりはないが、一応仕事はして帰り、ケータイの電源が切れる前、一言職場に連絡しておけばよかったなと反省。

あー疲れた😮‍💨

2日たって落ち着いて考えれば、非日常感満載の二度と出来ないだろう体験だったな〜。

沢山の方々に感謝、感謝😊