ソバ(続き)

蕎麦殻を一粒ずつむいていたら少量とはいえ埒があかない。プリんと綺麗にはずれると気持ちいいが、無限に時間が消費される。

そこで、ネットで見た一気にすり潰し大きな殻だけ取り出す方法にチェンジした。ミキサーが無いのですり鉢でする。

なるほど、なるほど、早い！

手で取れる殻を拾って残った殻があの蕎麦の色になってるわけだ。ふむふむ。

食材を前にすると、時々思うけど、このソバの実が食べれると気づいたのが凄い。食べれる様にする方法を考えたのが凄い。

米も麦もそうだけど、地面にはえている状態から、口に入れれる状態にするのはとても面倒くさい。

この蕎麦も、どうやって食べようか？

1番簡単そうな蕎麦がきにしよう。

なんだか目減りしてちょっぴりになってしまった蕎麦粉にお湯を入れかき混ぜる。ふわっとナッツの様な香ばしいいい香りがした。

うわーコレ美味しいんちゃう？

期待度マックスで口に入れる。

ん？まずい。

味も香りもしない。何だこりゃ〜。そもそも蕎麦がきを食べた事がないので正解がわからない。うーん、このままでは食べられない。

やっぱり蕎麦にしよう。柔らか過ぎてベタベタするので、小麦粉を足して綿棒で伸ばし、包丁で切る。湯がいて出来上がったものは…

見るも無惨なかたまりでした。写真載せる勇気もないわ。蕎麦の香りが微塵もしない、ボソボソの物体。手間をかけたら美味しく食べられると言うもんじゃない。

完食はしたけれど、来年はソバは植えないかな…